いよいよ受験シーズンが本番。国公立大学入試の最初の関門と言える共通テストが14、15の両日行われる。高校入試も前期試験に向けまもなく志願者数が発表される。東紀州ではあまり大きな話題にならないが、中学校入試の時期でもある。最寄りと言える近畿大学付属新宮中学校の入試も14日。18日には早速合格発表がある。受験生には、落ち着いて、これまでの勉強の成果を出してもらいたい。
尾鷲市は田中利保教育長が就任。学力について、学んだことがしっかり定着した上で進級しているかを大切にしたいとの考えを語っていた。積み残しがあると、のちの学習が分からないケースがある。特に、国語、算数・数学ではその傾向が強い。
基礎基本が大切とよく言われる。社会に出れば、答えが決まっていない、いわば応用問題に直面することばかりだが、基本ができていないと対応ができない。基本を踏まえ、科学的考え方、つまり論理的に対応することが、問題解決につながるのは学校の学習と同じ。たくさんものごとを知ること、たくさん考える、試行錯誤することが大切。特に小学生には、この3学期を学び方を身に付ける期間にしてもらいたい。
(M)