尾鷲市の本年度のふるさと寄付(納税)は5億円程度になりそうだという。返礼品に充てられる分は上限が寄付分の3割なので約1億5000万円。売り上げとしては非常に大きく、地域経済の活性化に貢献していると言ってよい。加藤千速市長は、まだ伸ばせる余地がある、とさらなる寄付増加に意気込みを見せる。
担当者のこまめさが、寄付増加に結び付いている。もろもろの事務経費が掛かるので実質的な市の収入になるのは半分の2億5000万円にやや満たない程度とみられる。仮に2・3億円とすると、市税収入の約12%にあたり、貴重な自主財源と言える。
制度的には「寄付者の意向を取り入れて」使途を決めることになっているが「何に使ってもらってもよい」と考えている人も多い。どう有効に使うか、知恵を働かせてもらいたい。
来年は尾鷲市制70周年にあたる。尾鷲市はふるさと納税をファンづくり、関係人口づくりの取り組みととらえている。そうであれば、寄付者全員とはいかないだろうが、例えば「70年記念の港まつりにご招待」といった使い道もありではないか。末永い寄付の継続につながれば財源の安定化にも寄与すると考える。
(M)