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不連続線「防衛費増、地方に迷惑かけずに」

 12月8日は太平洋戦争が始まった日である。1941年、81年前の出来事。そこから約3年8か月後、45年8月15日に実質的に戦争状態が終わった。

 そこから、現代日本への転換が始まる。当時、日本はドイツなどとともに「ならず者国家」で、軍隊を持たせておくとろくなことにならないということで軍隊を解体。それが平和憲法の国際紛争を解決する手段としての戦争の放棄と、戦力の不保持につながった。その時点で、米ソ対立の芽が見えていて、間もなく警察予備隊、自衛隊とつながっていくのが大きな流れと言ってよい。

 岸田文雄首相が来年度から5年間の防衛費総額を43兆円規模とするよう鈴木俊一財務相に指示したという。おおむね年間3兆5000億円程度上乗せすることになるが、歳入は限られているわけで、歳出をどう組み替えていくのか。

 4月に統一地方選挙を控え、選挙が近いから増税の話はしない、という与党筋の話が報じられている。選挙に強いと言われた元総理は、増税を呼び掛ける時期に「見送ります」といって選挙に勝ってきたが、責任ある態度ではない。説明をして選挙で理解を得るのが望ましいあり方だろう。

(M)

      不連続線

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