尾鷲市内のとある会社の駐車場。毎朝といっていいほど、出勤するとその駐車場にビニールやたばこの吸い殻、空き缶などのごみが必ず一つ、二つは落ちている。始業前の掃除でごみは拾うものの、昼前にはたばこの吸い殻が落ちている始末。
20日に開幕したサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会。カタールとエクアドルの試合後に、日本のサポーターが客席のごみ拾いをしたことが世界の注目を集めた。
前回のロシア大会でも話題になり、ワールドカップのたびに取り上げられるが、海外での日本人の評価が高い一方、国内ではポイ捨てが後を絶たない。道路わきや空き地にはさまざまなごみが捨てられ、たばこの吸い殻を平気で側溝に捨てたり。中には、空き地どころか、他人の玄関口に飼い犬のふんを放置したりする人も。一部の人かもしれないが、自分さえよければの行為が散見される。
ごみや汚物を捨ててはいけないのは当たり前のこと。マナーというより、れっきとした法律違反。土地の持ち主や管理者に迷惑をかけていること、景観を損なうばかりか、環境に害をもたらすことを理解し、当たり前の行動をとってほしいものである。
(J)