急激な円安が進む中、とうとう政府が為替介入に踏み切った。22日には1ドル=145円台だった為替が140円台になったが、終値は142円台。そもそも日米の金利格差の違いが背景にあるため、介入で多少は緩和される可能性はあるものの、構図として円安ドル高のまま変化が起きにくいと推測する。
日用品や燃料代の高騰など円安の影響はさまざまあるが、海外からの観光客受け入れには強い追い風となる。政府は新型コロナウイルス感染症による水際対策の緩和について言及しており、さらには国内向けに観光需要を喚起するための全国旅行支援を検討していることから、今後は全国的に観光需要が一気に増加する可能性もある。
この地域の観光業の課題として、ハイシーズンである夏やゴールデンウイーク以外の誘客が挙げられる。今後観光需要が増えるのであれば、ハイキングや紅葉狩りの秋に向けてどれだけ積極的なPRができるかが重要となる。
以前カヤックから撮影した銚子川を囲む秋の山々の写真を見たが、とても素晴らしかった。特に、知名度が高い銚子川や馬越峠の秋の風景の美しさを積極的にPRしていく手立てが必要だろう。
(R)