3日から5日の3連休は天候にも恵まれ、熊野古道センターでは連日、家族連れらでにぎわった。ゴールデンウイークに入る前の天気予報では、3日間はぐずついた天気になるという情報で、センターの職員は「晴れてくれてよかった」と、子どもたちが楽しむ様子を眺めていた。
3年ぶりに、移動制限が呼び掛けられていない中での連休だったが、道の駅や始神テラス、国道42号の車の流れを見ると、コロナ禍前の7~8割といった印象。車を見ても、つくばや筑豊という遠方ナンバーもあったが、名古屋周辺もしくは奈良ナンバーが目立った印象。尾鷲の人からも「遠くへは遊びに行きにくい」という声を聞いた。
体験教育旅行では昨年、一昨年と多くの子どもたちが東紀州に訪れた。体験メニューを新たにつくる動きもある。これらのメニューがゴールデンウイークや夏休みなどにも提供できれば、コロナ後も〝レジャーの行き先〟として尾鷲市や紀北町などがもっと選ばれることだろう。自然の中で遊ぶと危険なこともある。どうやって目を配るかは課題だが、地域全体を自然体験のテーマパークのようにできれば活性化の明るい展望になる。
(M)