紀勢自動車道の無料区間に続き、16日から2日間、熊野尾鷲道路で集中工事が行われている。交通安全対策、 補修、 点検のため、紀勢国道事務所が年に3回実施している。
前回の11月からおよそ3か月だが、この短期間にトンネル内やインターチェンジのランプウェイの中央帯に設置している視線誘導標のラバーポールがいくつも破損した。何年か前に、前を走っている車がポールを破損させる瞬間を見たことがある。ボディに当たる程度では折れることはないが、タイヤで踏みつけると完全にちぎれてしまう。大事故にならなくても対向車線へのはみ出しが多いことを物語る。
高速道路は一般道路のように急なカーブや信号がなく快適だが、それゆえに景観が単調で居眠り運転やぼんやり運転、脇見運転で事故を起こすことが多い。
暫定2車線道路ではトンネルや橋を除いて対向車線への飛び出し防止に効果があるワイヤロープが設置されているが、最も単調なのがトンネル内。少しでも早く技術の開発と設置が望まれる。
事故の大半はドライバーの運転による。慣れた道でも気を抜かず、疲れたら早めに休憩するなど、安全に心掛ける必要がある。
(J)