「SNS上の広告をきっかけに、偽通販サイトに注文してしまった」「大幅な割引価格のブランド品を代金引換で注文したが偽通販サイトだった」「偽通販サイトに注文してしまい、後日偽物が届いた」…。国民生活センターは、全国の消費生活センターに百貨店をかたる偽サイトに関する相談が増えているとして、注意を呼び掛けている。
これらは、百貨店の支店などが閉店することを理由に高級ブランド品を大幅な割引価格で販売するとうたう広告がきっかけになっており、大手百貨店のロゴマークなどが表示されていて公式通販サイトのように見えるが、通常、百貨店が通販サイトで高級ブランド品を80~90%の大幅な値引きで販売することはないと指摘。商品を注文する前にサイトを隅々まで確認するようアドバイスする。
また、代金引換で宅配業者に代金を支払って商品を受け取ってしまうと、後で偽物だとわかっても宅配業者からの返金は困難だが、偽通販サイトでは、支払い方法が代金引換しか選択できないことが多いという。
「うまい話には裏がある」とよくいったもので、特に相手が見えない通信販売は慎重さが求められる。
(J)