健康のために、最近は毎朝部屋でラジオ体操をやっている。子どものころは「こんな運動になんの効果があるのか」と思ったが、予想以上に体が動かなくなっていて、真剣にやると結構疲れる。
小学校時代の夏休みを思い返すと、当時は携帯電話も持っていなかったので、毎朝のラジオ体操で友達と遊ぶ約束をとりつけていた。運動不足の解消というより、不規則になりがちな夏休みの生活の支えになるし、子どもと住民の交流も図れて、今思えばよくできた仕組み。
紀北町社協の海山支所で、夏休みに合わせて住民と職員が一緒に朝の体操を行っている。職員の業務前の体操に、地域の老人クラブと小学校へ参加を呼び掛けたもので、健康増進と地域間交流を兼ねたいい取り組みだと思う。
同支所の住民憩いの場で、毎月高齢者に向けたスマホ教室も開かれている。参加者から「スマホは何を聞いていいのか分からないのでありがたい」との声もあり、使い方を気軽に聞ける場があるというのは好印象。
朝の体操やスマホ教室に限らず、交流する時間を定期的に設けることが重要になってくる。住民の交流の場をつくる積極的な姿勢を継続してほしい。
(R)