国道42号の矢ノ川峠(弓山区間)が2日午前6時40分から正午まで、通行止めになった。累積雨量300ミリの基準を超えたため。雨が弱くなった時間帯があり、規制していた時間は比較的短かった。
熊野尾鷲道路が整備されたおかげで、同区間の通行止めが市民生活に与える影響が、とても軽減された。以前は、通行止め解除を待つ、トラックを中心とした車が列を作ったが、11時前にゲートに写真を撮りに行った時にも、待機中の車はなかった。
同区間のほか、荷坂峠と熊野市の佐田坂も毎年のように通行止めになるが、道路整備のおかげで昔のように交通がしゃ断されることはなくなった。荷坂峠は紀勢道の有料区間に入るため、もしかしたら解除待ちが起こるかもしれない。規制時は1区間無料など、対策が考えられないか。
ネックは国道42号鬼ヶ城トンネルの前後。大泊—久生屋間の熊野道路は同所が最重要課題との認識で工事に向けた取り組みが進むが、開通はしばらく先。
先日、熊野市道脇が崩れ鬼ヶ城センターに出入りできなくなった。これから梅雨末期の雨が多い時期、台風シーズンになる。土砂災害などが起きないことを願いたい。
(M)