コーヒーなどに含まれるカフェイン。頭がすっきりしたり、眠気をさます効果があるが、過剰にとるとめまいや心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気などの健康被害をもたらすという。
条件にもよるが、顆粒のインスタントコーヒーなら1杯当たり80ミリグラム、浸出したコーヒーなら100ミリリットル当たり60ミリグラム、紅茶で30ミリグラムのほか、煎茶、ほうじ茶、ウーロン茶で20ミリグラム。カフェインを多く添加した清涼飲料水では32~300ミリグラム程度含まれる。
生涯摂取し続けても健康に悪影響が生じないとされる一日当たりの摂取許容量は、個人差が大きいことから設定されていないが、世界保健機関は妊婦に対しコーヒーを1日3~4杯、英国食品基準庁は200ミリグラム、カナダ保健省は健康な成人で400ミリグラム、妊婦や授乳中、妊娠を予定している女性は300ミリグラム程度を推奨している。
半減期は4~6時間とされ、遅い時間にとるのは、その後の睡眠を考えるとよろしくないが、上手に付き合えば、パフォーマンスが上がったり、リラックス効果も得られる。「ほどほどに」が大切である。
(J)