直線や広い道だけやたらとスピードを出す〝直線番長〟ともいえるドライバーを見かけることがある。
尾鷲市内の国道42号。県尾鷲庁舎あたりから新矢ノ川橋西まで4車線で、その先は2車線に絞られる。直進するため、中央寄りを走っていると、すごい勢いで左から抜いていく車と出会うことがある。交差点をまたいで先に割り込んでくるが、中にはカーブが始まったとたんにスローダウン。南インターまでにあっさり追い付いてしまうこともあった。
またある日のこと、同じ42号で、猛スピードで迫ってきた車。わずかの差で先に割り込むことができず、その後は早く行けとばかりにピタリと後ろについてきていたが、カーブで自分より速いとわかると、あおるような運転が止んだ。
譲り車線があったころの海山の国道42号。南進するトラックが譲り車線から普通車を追い越したが、その先の上り坂とカーブでスローダウン。結局、トラックの後には何台もの車が列をなす。「遅いなら違反してまで抜くな」と思うことがある。
全国であおり運転が問題になっている。危険運転はあってはならないが、その原因はあおる側ばかりにあるのかと思うことがある。
(J)