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不連続線「校則と折り合いをつける」

 学校の校則が話題になっている。4月から中学校、高校に入学する子どもたちは、自分が通うことになる学校ではどうなっているのだろう、と思っているのではないか。元教員によると「校則」という学校ごとの決まりがあり、一般に校則と呼ばれているものは「生徒心得」などと言うとのこと。
 
 制服をはじめ頭髪など格好についての決まりがまず思い浮かぶ。今、そのような決まりを作るなら到底受け入れられないような内容もある。杓子定規に決まりを守らせようとしたところ、死亡者が出たこともある。
 
 かつて自主性、自由という観点から反発が起こったが、制服については近年、保護者から「高額すぎる」という批判も出ているらしい。中学校と高校で制服が違い、きょうだいの〝お古〟を着るという習慣がなくなったり、ファストファッションの登場で普段着の値段が下がったことも影響しているのかもしれない。
 
 服装や頭髪について(暗黙であっても)厳しくみられる職業もある。それを考えると、自由でよいとも思わないが、行き過ぎた指導は人権問題となる。制服が楽でいいという生徒も保護者もいる。折り合いのつけ方が大事なのだろう。
 
(M)

      不連続線

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