スポーツ庁は5日、東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会特別措置法に基づき、今月25日から始まる聖火リレーで、ルート周辺の上空をドローンの飛行禁止区域に指定したと発表した。
聖火リレーは、地域出身のアスリートや著名人をはじめ、公募によって選ばれた中学生以上の人約1万人が、福島県を皮切りに、7月23日までの121日間、全国の859市区町村で予定。聖火リレーをスムーズに運営し、ドローンを用いたテロなどの危険から、聖火ランナーや沿道の観客の安全を守ることが目的。今回、4月24日までに行われる15府県の地域を指定したが、それ以降の開催予定地域も追加で指定するという。
規制は聖火リレーが行われる当日で、飛行が禁止される場所は聖火リレーのルートおよびその周辺約300メートルの上空。重さや大きさにかかわらず、全てのドローンの飛行が禁止。ルートの上空で飛行させたり、警察官の命令に違反したりした場合、「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科されることもある。4月8日には紀北町や熊野市で予定されているが、当然、ドローンの飛行は禁止になるので要注意。
(J)