釣り中の事故が過去最多ペースで発生しているとして、第四管区海上保安部では安全に楽しむよう呼び掛けている。
今月11日に愛知県田原市の防波堤で、歩いていた人が海中転落して浮いている釣り人を発見。消防に救助されたものの、死亡が確認された。これにより、今年に入って愛知、三重の管内で発生した釣り中の事故者は7人で、過去最多だった昨年同期の数を上回り、死者は昨年1年間の死者数に並ぶ過去最悪のペース。亡くなった4人のうち、3人がライフジャケットを着けていなかった。
その一方で、2月4日の夜に志摩市で発生した事案では、防波堤の上を歩いていた県内在住の44歳男性が、段差につまずいて海に転落したが、ライフジャケットを着用していたことに加え、持っていた携帯電話で自ら通報。転落後30分で消防に救助され、軽傷で済んでいる。
釣りを安全に楽しむ最低限の装備は
- ライフジャケット
- 釣り場に応じた履物
- 防水ケースに入れた携帯電話
そして気を付けるポイントは
- 立入禁止区域に入らない
- 無理をしない
- 単独行動をしない
- 釣行計画を第三者に伝えておく
ーこと。「安全第一」が何よりである。
(J)