東日本大震災から間もなく10年を迎えようとしていた13日夜、福島県沖でマグニチュード7.3、宮城、福島両県で最大震度6強の地震が発生。北海道から中国地方にかけての広い範囲で揺れを観測。震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震の余震とされ、全国で150人以上が負傷したが、震源が深く、潮位の変動はあったものの、津波被害はなかったという。
地震の揺れもさることながら、大津波が襲来する衝撃的な映像が目に焼き付いた2011年3月11日の東日本大震災。それ以降に国内で発生した震度6弱以上の大きな地震は25回。東日本大震災関連で4回、熊本地震関連で7回に及ぶが、それ以外でも北海道から鳥取まで13回発生している。
今回の地震では、これまでの教訓が生かされたようで、大きな家具が倒れなかった被災者宅も多かったようだが、テレビには倒れそうな家具を必死で抑える福島県内の映像も映し出された。
発生するといわれ続けてなかなか発生しない南海トラフ地震だが、発生すれば大津波は必至とされている。小物の散乱は仕方がないにしても、津波から逃げるためには大きな家具の転倒は避けたい。いま一度確認を。
(J)