新型コロナウイルスのワクチンが、世界各国で承認され始めている。イギリスでも高齢者ら重症化リスクの高い人などへの接種が間もなく始まる見込み。安全性をおろそかにしてはならないが「一刻も早く」というのは全世界の人の思いではなかろうか。
尾鷲市、紀北町の12月定例会が週明けの7日、8日から始まる。先立って予算案が議員らに示されたが、両市町ともコンピューターシステムの改修や通知のための費用など、ワクチン供給が始まれば速やかに接種できるよう準備する経費が盛り込まれている。
抗体に関するニュースがあった。り患した人に協力してもらい、ウイルスを弱める働きをする中和抗体を調べたところ、97%以上の人で感染から6か月後も機能していたという。症状が重かった人ほど、機能が強いとの話。「抗体があるからと言ってかからないとは限らない」との注釈付きだが、明るい見通しとなる。今後、1年後にも有効かという調査をするらしいが、結果が分かるのは半年以上先になる。
ワクチン接種はしばらく先になる。当面の感染拡大を防ぐ必要がある。引き続き、個々でうつらない、うつさない取り組みが求められる。
(M)