アメリカ大統領選挙は民主党のバイデン候補が、当確となったようだ。接戦州で票の再点検が行われても結果が覆ることはないだろう。また、国内では1日、いわゆる大阪都構想の住民投票があった。まだ賛成が多かった段階で「反対が多数」との速報が入り、結果が確定する前に大阪市長、府知事がそろって「敗北会見」をした。松井一郎市長の一種すがすがしい表情が印象的だった。
将来のことなので推測になるのは致し方ないが、メリット、デメリットをしっかり提示することが大切だ。最終盤でコスト増の試算が出て、市長の圧力と思える形で撤回したのが響いたと思う。
東紀州広域ごみ処理は当面、尾鷲市営球場の移転が焦点。首長が決めた負担割合を住民が受け入れられるか、尾鷲市が負担に耐えられるか。グラウンド自体はプロ野球の公式戦に対応できるもの、という話になっている。費用が掛かりすぎるようなら縮小やむなしということになる可能性がある。費用の対比、整備効果など、住民に分かりやすく示してほしい。データがはっきり出せなくてもめた結果、ごみ処理施設整備がさらに先送りになる事態は避けなければならない。
(M)