東紀州広域ごみ処理施設は、設置に向けて調整が大詰めを迎えている。これまでに明らかになった情報によると、場所は尾鷲市営野球場の場所で合意。道路の拡幅については5市町で「負担」。野球場の移転費用は8億5000万円を上限に5市町が「応分の負担」を行うという。言葉が違うということは同じ扱いではないということを示唆する。
市長、町長の間では、広域ごみ処理施設を早期に整備するためには、野球場の移転費用を(尾鷲市以外の1市3町も)ある程度負担する必要があるとの認識で一致しているよう。それぞれの議会で支出を認めてもらわなければならず、まだ関門が残る。4日午後に首長5人が会合を持ったもよう。尾鷲市は10日に委員会を予定。負担割合の合意が首長間でなされていれば、発表があると思われる。
尾鷲市を筆頭に各市町とも厳しい財政下にある。なぜその割合になったのか、議員、ひいては住民に納得してもらう必要がある。
尾鷲市と他市町で球場建設に関する合理性が異なる。円滑に話をまとめるためにも、どのような交渉(話し合い)をしてそのような負担割合になったのかという情報も開示されるべきだろう。
(M)