楓蔦黄(もみじつたきばむ)。季節を表す七十二候で11月2日ごろ。カエデやツタが色づき、紅葉狩りの季節とされている。日が落ちると寒さを実感するようになり、里山でもようやく紅葉が始まってきた。
環境省が昨年発表した2100年の天気予報によると、平均気温は最大4.8度も上がり、夏の最高気温は全国140か所で40度以上の〝激暑〟、冬の最高気温は全国で20度を超え、一部では夏日も。発表当時はそれほど上がるのかとも考えたが、今年の夏のように猛暑が続くと現実味を帯びてくる。
温暖化は気温だけではなく、大雨や干ばつなど異常気象を引き起こすとされており、作物やとれる魚にも影響を及ぼす。
今年も1日からウォームビズが始まった。暖房に必要なエネルギー使用量を削減することでCO2の発生を削減し、地球温暖化を防止することが目的で、暖房時の室温を少し低めの20度に設定し、快適に過ごすライフスタイルを推奨する。服装の工夫をはじめ、鍋で体も部屋もあたためる、体をあたためる食材を使う、窓から逃げる熱を遮るなどさまざまな方法がある。できるところから取り組むことが大切である。
(J)