県は、公式LINEアカウントを使った接触確認システム「安心みえるLINE」の運用を始めた。施設やイベント会場などで新型コロナウイルスの感染が判明し、不特定多数への感染拡大がある場合、同じ時間帯に利用した人にメッセージが届くというもの。
先行する接触確認システムに、厚生労働省の「COCOA」がある。ユーザー同士の接触を記録し、過去14日の間で、距離1メートル以内に15分以上とどまっていた人が、後に感染が分かれば通知してくれる。
COCOAのダウンロード数は、26日午後5時現在約1501万件。この1か月余りで2.2倍に増えたが、最近の増加スピードは鈍っているとか。これまで陽性者との接触が通知されても、無症状であれば行政によるPCR検査の対象外で検査は有料だったが、厚労省の通達で希望者は無料で受けられるようになったという。
個人を基点としたCOCOAに対し、場所を基点としたみえるLINE。いずれにしても、よりより多くの人が利用することで効果が上がる。いつ、どこで感染するかわからない中、接触確認システムは重要な対策の一つ。積極的に利用したいものである。
(J)