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不連続線「同僚に胸を張れる仕事を」

 先月末、公務員にいわゆる夏のボーナスが支給された。尾鷲市の一般職は平均は80万円余り、紀北町は78万円余りで、2市町計約3億4450万円。ぜひ、率先して地域内での買い物や飲食に使ってもらいたい。

 単に「うらやましい」というと感情論になるので、別の観点から。国が発表した国家公務員の平均は68万円。これは行政職のうち課長らを除く分。平均年齢は35歳となっている。全体では91万円程度になるらしい。連合加盟労組の平均が約68万円なので、妥当性がないこともない。なお国が、成績優秀者の分を除いて平均額を発表しているのも問題視されている。
 
 そもそも、人事院の給与調査は1事業所当たり50人以上の会社を調べたもので、平均より給与が高くなる。「全産業・全規模の賃金水準に合わすべき」という主張が昔からある。
 
 ところで、尾鷲市は一般行政職と会計年度任用職員の数がほぼ同じと知って驚いた。ボーナスの支給率は、一般職が2.25か月分、会計年度任用職員が1.3か月分と差がある。正規職員は少なくとも会計年度任用職員の同僚に胸を張ってボーナスを受け取れる仕事をしてもらいたい。
 
        (M)
 

      不連続線

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