マイナンバー通知カードが25日をもって廃止される。昨年5月31日に公布されたデジタル手続法で、「公布の日から起算して1年を超えない範囲内において政令で定める日」とされ、今年5月7日の官報で公布された施行期日を定める政令で「令和2年5月25日」と定められた。
廃止でできなくなるのは通知カードの新規発行・再発行、住所や氏名など記載事項の変更など。当面の間は通知カードの記載事項に変更がなければ、引き続きマイナンバーを証明する書類とすることができるという。
特別定額給付金のオンライン申請で、早期に支給を受けることができたマイナンバーカード。発行まで1か月以上かかり、給付金を受け取るには郵送での申請の方が早いが、7月からキャッシュレス決済を利用した人に上限5000円分ポイントを付与するマイナポイント制度の受け付けが始まる。来年3月からは健康保険証としても利用できるようになる予定で、引越ししても保険証の切替えを待たずに受診できるという。普段は特に必要性を感じないし、えらく間の悪い廃止だが、この機会にマイナンバーカードを検討するのもいいかもしれない。
(J)