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社説「地域に合った情報提供を」

 先日、熊野尾鷲道路新八鬼山トンネルで、南進の車が反対車線に飛び出す自損事故があった。幸い大事故には至らず、レッカーによる事故車の移動のため、午後4時半ごろから6時ごろにかけて、尾鷲南インターと三木里インター間が通行止めになった。

 無料で通行できる当地方の高規格道路は、高速ネットワークの一翼を担う一方、生活道路としても重要。特に、尾鷲市と熊野市の間は国道42号が山側、311号が海岸線を大きく迂回していることから、地域住民の利用度も高く、重宝されている。

 大雨などで国道42号や311号などが通行止めになると、防災行政無線やワンセグ放送で周知される。一方、基準があるのかどうか分からないが、交通事故で通行止めの場合、まず放送されることはない。

 今回の事故でも国道42号の道路情報板には電光表示されたが、それ以外の情報提供はどれだけあったか。

 インターのある三木里地区や賀田地区ならまだしも、特に古江地区や三木浦地区からの利用者は、いったん三木里に来てから迂回することになる。当時、該当する利用者がどれだけいたかは分からないが、仮に通行止めが分かっていれば三木浦地区なら九鬼方面へ、古江地区なら賀田を経て国道42号へ回ることができる。

 国道311号にも道路情報板がいくつかあるが、表示する文字数が限られ、設置場所や方向も熊野尾鷲道路には対応していない。改修や新設すると多額の予算が必要になるが、防災行政無線やエリアワンセグ放送、地区内の放送を活用すれば予算はかからない。

 道路が何本もある都市部と違い、道路が限られる当地方。ネットで道路情報を流していたとしても、高齢者が多く、通行止めの情報が入らない中で、見ている人はどれだけいるだろうか。15分なり、20分なりが余計にかかってしまうのは決して小さいことではない。時間に追われていたとしたら、無理な運転にもつながりかねない。

 基準があるのであれば見直す、ないなら作る。関係機関が連携すれば不可能ではないはずで、それにより道に対する信頼性もさらに高まるのではないか。

 何事も一律ではなく、地域の実情に合った、住む人にやさしい運用、情報提供を期待したい。

      社説

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