尾鷲市の新野球場(尾鷲ヤーヤスタジアム)が7月19日に落成式を迎える。8月9日(日)に記念試合があり、利用開始は翌10日からという日程が示されている。
センター122メートル、両翼98メートルで、硬式野球ができる。先行して6月中は、保育園やこども園の子どもたちが、真新しい人工芝の、広々としたグラウンドで駆けまわったり寝そべったり、野球のまねごとをして楽しむ機会があった。
10億円以上かけた施設だが、利用料金は旧市営球場と同じ。入場料を取らないアマチュアスポーツ・一般で比較すると、くまのスタジアムの6割ほどの利用料となっている。また、ナイターの照明利用料も全灯で3時間まで3000円(市内の人が使う場合)で、明るさが違うので単純比較は難しいが、くまのスタジアムの全灯(30分4180円)との差は大きい。その面では「使いやすい」施設といえる。
利益を出すための施設ではないが、いかに市民に使ってもらい利用率を高め、また少しでも負担軽減につなげられるかが、オープン以降の大きな課題。利用料が見込めれば将来、シャワールーム・更衣室の整備や、電光掲示板の新設なども考えられるかもしれない。
まずは野球・ソフトボールでどれだけ使ってもらえるか。2024年度のデータでは、くまのスタジアムの利用者は1万3936人、防災公園野球場は8349人。当面は熊野市で行われる大規模大会の「第3のグラウンド」になるかもしれないが、着実に利用者を増やしたい。尾鷲市出身のプロ3選手に無料でも使ってもらえれば、大きなアピールになる。
熊野市は、住民が主体となり、長い期間をかけていろいろな大会を定番化してきた。その仕組みも構築していく必要がある。今後整備される多目的フィールドともども、市民が育てていく場所にしていかなければならない。
