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社説「新気象情報確認を」

 本州各地が梅雨に入るのを前に、気象庁と国土交通省は28日、新たな防災気象情報の発表を始めた。大雨、土砂災害、高潮について、警戒レベルとともに注意報や警報が発表される。またレベル4の情報として「危険警報」が新設され、注意報・警報の種類と警戒レベル・色を一致させた。
 
 気象庁が発表する警報のほか、自治体が発表する「避難指示」などの情報など、複数の防災情報がある上、2013年の特別警報の創設、19年の警戒レベルの運用など、かえって分かりにくい状況となっており、それを整理した。
 
 一例を挙げると、大雨警報(赤)はレベル3で、高齢者等は危険な場所から避難することが求められる。大雨危険警報(紫)はレベル4。自治体が発表する情報では避難指示相当で、危険な場所から全員避難する。大雨特別警報(黒)はレベル5で「緊急安全確保」が求められる。命を守るための行動をとることが呼び掛けられる。
 
 実際には危険警報や特別警報が発表された段階では、土砂崩れや冠水などで避難が難しい場合があるだろう。特に夜間、大雨が降っている中では周りの状況が把握しにくい。
 
 台風6号が接近している。気象庁の予報では3日に紀伊半島に上陸または南岸を東進する可能性が高い。沖縄本島付近から東に梅雨前線があり、台風の接近で前線の活動が活発になることも考えられる。新しい情報の運用に慣れる前に、危険警報や特別警報級の雨が降るかもしれない。
 
 観測技術の発達とコンピューターの高性能化で、台風の大雨については事前にかなり制度の高い見通しが発表されるようになっている。新情報に慣れるためにも、報道される天気予報に注意することがまず重要だ。
 
 季節外れの暑さになっている。特に周辺地域に住んでいる人には、停電対策、孤立対策にしっかり取り組んでもらいたい。

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