• 備えあれば
    冬の入浴 事故に要注意!
  • 介護特集
  • クマ目撃情報
    新宮市・北山村
  • 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

社説「年の瀬は安心安全に生活を」

 年の瀬が迫る中、各市町村で12月議会が開かれている。住民一人一人に自分たちの住むまちに関心を持ってもらうために、議会が果たす役割は大きい。住民の代表である議員が住民目線で、当局が進める住民サービスやまちづくりをチェックし、意見や要望、提案をする。是々非々の活発な議論が展開されてこそ、そのまちの発展につながる。1年収めの定例会。議員にも当局にも、今できる仕事は来年に持ち越すことなく、務めを果たしてもらいたい。

 地域の悲願だった「命の道」、新宮紀宝道路が開通し、熊野大橋や新宮市内の国道42号の慢性的な渋滞緩和が期待される中、交通の流れが変わったことによる安全対策が新たな課題としてあがっている。警察や道路管理者が開通後の流れを調査しているが、年末年始は各地からの車の流入が増えることから、各ドライバーがより一層気持ちを引き締めてハンドルを握らなければならない。
 
 12月に入りほとんど雨が降らず、空気が乾燥した状態が続いている。このような時の火災は怖い。住宅密集地で発火すれば、大火になるおそれもある。各家庭で暖房器具を稼働させていると思うが、火の取り扱いには細心の注意を払ってもらいたい。また、住宅用火災警報器の設置や交換を推進するため、新宮市消防本部は昨年度から補助事業を実施しているが、もう一歩踏み込んで、古い暖房器具の買い替えに対しての補助の導入はできないか。以前にも提言したが、物を大切にする習慣のある高齢者は、暖房器具も長く使っている世帯も多いはず。最近の製品だと安全性能も高くなっているが、古いものだとどうしても性能は劣る。高齢者の安心・安全のための施策として検討してほしい。長引く物価高騰に苦しむ住民生活を支援する側面もある。
 
 先月下旬ごろからは、インフルエンザが流行期に入っている。三重県は患者数の増加を受けて10日にインフルエンザ注意報を発表。コロナ禍中は一人一人の感染症への予防意識が高かったが、今はその意識もやや薄れているのではないか。患者数が増加傾向にある和歌山県は、手洗いやマスク着用のほか、室内の換気や加湿など、基本的な感染対策を徹底するよう呼び掛けている。
 

      社説

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料

      イベントカレンダー

      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ