しとしとと雨が降るイメージがある梅雨。「梅雨末期の大雨」といわれたが、最近はその様相も変わった。異例の早さで梅雨入りした今年。全国各地で大雨や暴風の被害が発生している。
気象庁は、大雨や洪水による災害の危険が、どこで、どのレベルで迫っているかを視覚的に知ることができる「キキクル」(危険度分布)をホームページで公開。「発表なし」の水色から「氾濫発生情報」の黒色まで、5段階で地図上に表示。大雨による土砂災害の危険度分布は「土砂キキクル」、短時間の強雨による浸水害の危険度分布は「浸水キキクル」、河川の洪水災害の危険度分布は「洪水キキクル」で確認することができる。
三重県の「防災みえ」ではより細かく川の水位が確認できるし、役立つ各種の防災情報も掲載。尾鷲市では危険度情報や市内各地の雨量が確認できる土砂災害相互通報システムもある。当地方もいつ災害級の大雨に見舞われるかわからないし、ひと山越えれば雨の降り方も違ってくる。必要な情報をお気に入りに登録したり、ホーム画面にアイコンを追加しておけば、すぐに確認できる。せっかくの情報、早期避難に役立ててはどうか。
(J)