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社説「大型連休を乗り切る」

 新型コロナウイルス感染症終息への切り札として期待されるワクチン。高齢者への接種が始まった地域もあるが、本紙管内では接種が始まらないまま大型連休を迎えようとしている。

 クラスターや感染力の強い変異株、重症者の急増を受け、三重県は20日に4度目の緊急警戒宣言を出し、県外への移動の自粛や、多人数や長時間の飲食、体調に異変を感じた際には人にうつさない工夫を呼び掛け。尾鷲市もワンセグで移動の自粛や帰省などを控える働きかけや、感染防止対策の徹底を呼び掛けたほか、23日には県外からの来訪者が見込まれる港湾や漁港等施設について、必要な場合を除き利用を避けるよう呼び掛ける看板を設置した。
 
 昨年は4月7日に7都府県に緊急事態宣言が出され、16日に全国へ拡大。三重県は23日から県土整備部が所管する駐車場の利用中止、25日から県営都市公園の遊具や熊野灘臨海公園の一時閉鎖、28日から農林水産部所管の駐車場の利用を中止し、連休を迎えた。
 
 今年は緊急事態宣言の対象になっていないためか、県が所管する駐車場の利用中止には至っていないが、当地方への来訪者が多い愛知、大阪、奈良をはじめ、県内の感染者も昨年の比ではない。
 
 必要以上に恐れる必要はないにしても、高齢者多い当地域にとっては脅威。他地域からの来訪が見込まれる施設では集客するような大型連休中のイベントを中止するなど、県立の施設でも対応は分かれており、地域の実情に応じた対応があってもいいのではないか。
 
 県内でも過去最多に匹敵する新規感染者が判明するなど厳しい状況が続き、5月5日までとしていた独自の緊急警戒宣言を11日まで延期するなどの方針を示しており、飲食店の時短営業要請など、さらなる対策が打ち出されそう。
 
 どうしても移動が必要な人は体調管理を徹底し、異変を感じたら取り止める。できればPCR検査で陰性を確認するぐらいの心積もりでいてほしい。地域はもちろん、来訪者を含めた感染予防で、大型連休を無事に乗り切りたいものである。
 

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