北山村は、村を含む近隣の山村で相次いでクマの目撃情報が報告されたことを受け、「いつどこで遭遇してもおかしくありません」と、ホームページなどを通じて注意を呼び掛けている。
クマを寄せ付けないためには、
- 臭いでクマを誘引するものを除去・管理することが大事。屋外に生ごみ、ペットの餌、燃料や塗料タンクなどを放置しない。ごみの日も当日の朝にごみステーションへ
- 使用していない養蜂箱を管理する
- 下草や低木の仮払いを行い、出没しにくい環境を整備する
ーの対策を求めている。
また、まずは出会わないことが大切として、山に立ち入る際は鈴、笛、ラジオなどの音のするものを携帯し、できるだけ複数人で行動すること、早朝や夕方、雨や風の強い日は特に注意すること。もし出会ってしまったら、落ち着いて行動することが大切。大声を出さず、背中を見せず、走って逃げず、目を離さずにゆっくりと後退する。小グマには絶対に近づかないことを呼び掛けている。
トレッキングや山歩きをする人に向けては、「11月下旬より北山村の集落内および近辺で親子連れ(3頭)のツキノワグマの目撃が相次いで発生しました。今のところ人的被害はありませんが、いつどこで発生してもおかしくない状況です」と注意喚起。さらに「冬眠前のクマは餌食期であり行動が活発化されているため危険。周辺を山歩きする人や、キャンプ場のアウトドアをする人は熊鈴や熊スプレーを携帯し、クマを誘引するような行動は控えて」と伝えている。