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市民と本音で語る議会に 尾鷲の財政は大丈夫か

 尾鷲市議会の報告会が24日、中央公民館で開かれた。全議員10人が出向き、市民11人と財政状況や市営野球場、津波避難タワー、議会報告会の在り方などについて議論した。

 市営野球場について「莫大な予算を使ってつくったが、野球場で何をするのか目的が見えない。負の遺産になりかねない」との質問に、仲明議員は「市民の要望も受けながら、執行部が活用法を見据えている段階であり、議会としても注視していきたい」、野田憲司議員は「さっそく新球場で少年野球の全国大会を開きたいという要望もいただき始めている。議会としても全国的な大会を引っ張ってこれるような活動をしていきたい」と答えた。
 
 同じ参加者が「設備が時代遅れではないか。男女別のシャワールームやミィーティングルームなどを設ける必要はないのか。執行部に提案してほしい」と述べ、佐々木康次議員は「視察したが、現状ではロッカールームやシャワールームがないのが現状。外からの大会誘致や誘客には不十分なところがまだまだある」と述べた。
 
 「市の借金は100億円近くになり、さらに今は大型事業の入口にあたる。今の尾鷲の経済力でやっていけるのか」と財政状況への質問に対し、小川公明議長は「私が議員になった12年ほど前は財政調整基金は5億円ほどしかなかったが、今では20億円ほどになった。財政は厳しいが、この借金も交付税措置で7割が返ってくるもので、そこまで大変だという認識はない」としつつ、「一番心配なのが尾鷲総合病院で、3年間で10億円の赤字で、本年度も4億円ほどの赤字を見込んでいるが、それで済むのか、と心配している。尾鷲総合病院の赤字がかさめば、本体の尾鷲市も危うくなる可能性はある」と指摘した。
 
 再入札を控える体育文化会館や長寿命化整備事業について、女性の出席者が「中東情勢の影響を受け、完成が延びてしまうのでは。事情は理解できるので、逐一情報を発信してほしい」と述べ、小川議長も「影響を受ける可能性はあり、執行部がどういう判断をするのか、議会としても報告を受けたい」と述べた。
 
 初めて議会報告会に来たという女性が「正直、人が少なくて驚いた。議会として、議会報告会の在り方はこれでいいのか。周知の方法について改善が必要ではないか」「市民が議会にもっと興味をもってもらえるように、手立てを考えてもよいのでは。例えば、他の自治体では市議会SNSや議会だよりを発刊しているところもある」と指摘した。
 
 西川守哉議員は「議員としてもたくさんの人に来てもらって、いろんなことを聞いてほしい。ただ、どの議会に誰が賛成したのか、反対したのかに注目してもらって、その理由について質問するのが議会報告会の基本だと思っている」「ただ、尾鷲の議会報告会は、できもしないことばかり言われるので、一生懸命勉強している身からすれば腹立つこともある」と答えた。
 
 これに対し、質問者は「来てくれないのであれば、やり方を考えるべきではないか」と再度問うと、西川議員は「議会報告会には誰も来てくれず、後になってからいろいろ言ってきて、『報告会に行っても何も変わらない』と言われる。あなた方も議員の立場であれば、腹が立ってくると思う」と答えた。
 
 南靖久議員は議会報告会の在り方について視察した鳥羽市のケースを紹介し、「私自身も今の議会報告会の在り方については疑問を感じている。鳥羽市では、PTAや老人会などのいろんな団体に対して開き、それぞれテーマを設けて行っている。議員をサポートするメンバーを募って、議会や委員会の傍聴に来てもらっている。尾鷲市議会も市民と本音で語り合える形がつくれるように取り組んでいきたい」と述べた。
 

      尾鷲市

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