尾鷲市議会行政常任委員会は11日、教育委員会の所管事項について審議を行った。会議の前に、完成を間近に控えた国市浜公園の新野球場を視察し、建設課と教委生涯学習課の職員から状況を聞き取った。
野球場は内外野の人工芝が張り終わり、現在防球ネットとライトスタンドの天然芝を張る工事が行われている。ダグアウトや、グラウンドに入る門の部分などの工事が残っているという。建設課の塩津敦史課長は2月末時点の進ちょく率は91・1%と説明した。
球場自体は3月中に完成するが、今後整備される部分に、来場者が立ち入らないようにするための仮の囲いと仮駐車場を整える工事があることから、工期末を4月末に延長し、予算を繰り越す。
南靖久委員長は「おもったよりキレイで広い」と率直な感想を述べた後、「人工芝は経年劣化で人工芝を張り替える時がくる」として、将来的な費用が懸念材料との認識を示した。また「造ってよかったと市民に言ってもらえるように、多目的に使ってもらえるようにすることが必要」と述べた一方、構想時から課題になっている津波避難について「最短距離で高台に行ける避難路を作ることが先決」と語った。
仮駐車場は3800平方メートル。10センチの厚さで砕石を敷くことにしている。球場側へは幅6メートルのゲートを通って入ることになるという。
今後、令和10年度に向けて多目的芝生広場や遊歩道などを整備していく。引き続き人件費や資材価格の高騰で総事業費が高くなると見込まれることから、生涯学習課は「公園全体として早期供用開始に向け、検討を行い、対応したい」と報告した。
メインプロムナードは、大規模地震発生時に液状化が発生した時に路面の凹凸が少なくなるように、平板ブロック舗装を計画していたが、アスファルト舗装に変更することを検討している。塩津建設課長は、アスファルトは柔らかさがあり、液状化による路面の変化の影響をある程度抑えられると説明した。
事前説明なしで陳謝
夢古道の湯 タトゥー可
10日に行われた商工観光課の質疑では、向井の海洋深層水温浴施設「夢古道の湯」で1月から、タトゥーをしていても入浴できるようになっていることについて、加藤千速市長は「速やかに報告すべきだったと反省している。落ち度があったことを大変申し訳なく思っている」と謝罪した。
市によると、指定管理者の一般社団法人「OMOTENASI」から昨年11月、インバウンドの増加など社会情勢等の変化に応じ、入れ墨やタトゥーの原則禁止を見直し、ほかの客が不快に感じる示威行動、暴言や暴力などの迷惑行為を起こす場合を除き入店を可能とするための協議の申し出があったという。同課は、タトゥーの文化的背景や国会答弁、県内の指定管理施設への聞き取り結果などを踏まえ、現在では、入れ墨・タトゥーをファッション、文化、自己表現として取り入れている人が増えていることを踏まえ、誰にでも適用されている暴力行為や迷惑行為を禁止した上で、市としても入店可能と判断したという。
時期については「年末・年始の繁忙期を避けた」と説明し、「運用開始後、理由を説明し納得いただいたというケースはあったようだが、トラブルはないと聞いている」とも報告した。
議員からは「言うべきことはきちんと議会に報告すべき」「12月の定例会なり委員会なりで協議・相談するのが筋」などと批判が出ていた。
