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工事完了、外観あらわに オープンは10月予定 佐藤春夫記念館

 施設の老朽化により移転工事が進んでいる新宮市立佐藤春夫記念館は、2月末で建設工事が完了し、薄いピンク色の外観が周囲から見渡せるようになった。市文化振興課によると、今月末までに事務所の引っ越しと備品の搬入を済ませ、4月からは熊野川行政局内の旧議場に保管している収蔵資料を順次、搬入・展示するなど準備を進め、10月頃のオープンを目指す。
 
 同記念館は、新宮市の名誉市民で文豪の佐藤春夫(1892~1964)が1927(昭和2)年から72歳で亡くなるまで過ごした東京都文京区の邸宅を、同市新宮の熊野速玉大社境内に移築し、1989(平成元)年に開館した。近年の来館者は、2022(令和4)年度が2497人、23(同5)年度が2310人で、市の文化発信拠点の一つとして大きな役割を果たしている。
 
 一方で、開館から長い年月が経過し、雨漏りなど老朽化が進んでいることや寄贈品が増えて収蔵庫が手狭になってきたことから、市は2024(令和6)年度と25(同7)年度の2か年で移転を計画。春夫と同じ名誉市民で親交もあった西村伊作が設計した旧西村家住宅に近く、春夫の作品「わんぱく時代」にもゆかりのある場所として、旧チャップマン邸の隣接地を購入した。その後工事に入り、当初は26年度初めごろのオープンとしていたが、3か月の工期延長に伴い、オープン予定を遅らせた。
 
 建物は従来と同じく木造RC構造2階建ての洋館。現在の建築基準に適合させながら、建具で使えるものはできるだけ活用し、外観・内観ともに基本的に従来のものを維持した。延べ床面積は296.38平方メートルで、収蔵庫や廊下に余裕を持たせた分、従来(232.08平方メートル)より広くなった。土地購入費や建設費など総事業費は約4億円。
 
 市文化振興課の担当者は「これまでの収蔵品に加え、1月に寄贈を受けた実践女子大学がデジタル化した資料も展示予定にしている。オープンを楽しみにしてほしい」と話した。
 
 

      3月 4日の記事

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