新宮市都市計画審議会が26日、市役所で開かれ、現在、和歌山県と市が整備を進めている都市計画道路「千穂王子ヶ浜線」の進捗(しんちょく)状況などの説明があった。
「千穂王子ヶ浜線」は、国道42号新宮裁判所付近からJR新宮駅を経由し、県道あけぼの広角線までを結ぶ延長約2.3キロの都市計画道路。新宮紀宝道路の新宮北インターから市中心部へのアクセス道路と位置づけられている。2020(令和2)年度から事業化し、未整備の2区間を和歌山県と市で整備を進めている。
市の事業区間は、徐福公園前の新宮駅前交差点から蓬莱テニスコート付近までの約500メートル。幅員14メートルの2車線道路として整備する計画で、総事業費は約20億円。現在、側溝設置や仮舗装工事を進めており、今年度も引き続き用地交渉や無電柱化工事などを継続する。
用地取得率は約74%。事業費ベースの工事進捗率は約3%。用地取得の関係で、完了予定は2027(令和9)年3月から、2030(令和12年)3月へ3年間延伸された。
一方、県が整備する裁判所付近から市役所前交差点までの約500メートル区間は、幅員16メートルで総事業費約46億円。用地取得率は約99%で、工事進捗率は約37%となっている。今年度は電線共同溝や歩道舗装、電柱移設などを進める予定で、完了予定は今年度末から2028(令和10)年に延伸された。
委員からは、用地取得の見通しや無電柱化工事に関する質問があった。

■「活発な意見を」
この日は会議を前に審議会委員の任命式があった。同審議会は、学識経験者や市議会議員、関係行政機関の職員などで構成し、市の都市計画に関する事項を審議する。委員の任期は2年。
任命式では、上田勝之市長が一人一人に任命状を手渡し、「快く委員を引き受けてくださり感謝しています。活発なご意見をいただけますようお願いします」とあいさつした。
会長には市自治会連合会会長の榎本義清さん、会長代理には熊野自然保護連絡協議会の瀧野秀二さんが選ばれた。榎本会長は「これからの新宮市のために微力ながら務めたい」と述べた。
