先日、新宮市の丹鶴ホールで職員を対象にした救命講習会があった。心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)の取り扱いについて、消防職員から教わりながら実演し、有事に備えていた。館長の男性は10年ぶりに体験したが、頭では分かっているつもりでも体は覚えていなかった。毎年継続して実施していくという。
当方も取材現場で見聞きするが、実際に体験したのは何年か前に「記者さんもやってみては」と促された1回だけ。館長と同じように体が反応しない可能性は十分にある。
心停止の状態が長くなるとどんどん脳細胞が死んでしまい、一命をとりとめたとしても後遺症が残るとされている。命を救った上で社会復帰できるようにするためには、一分一秒を無駄にできない。有事の際は救急隊が到着するまでの間、現場に居合わせた人たちが協力して心肺蘇生法を行うことが大切。
今年は”災害級の暑さ”といわれるほど猛暑が続き、熱中症で救急搬送される人も増えている。救命活動の機会がいつ自分の身の回りで起きても不思議ではない。勇気と覚悟を持って取り組むことが求められる。
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