5月になると小学校や中学校で田植えやサツマイモ苗植えが行われる。子どもたちは楽しみながら真剣に取り組んでいる。自分が小学校の時は、田植えやサツマイモ苗植えの他に、高菜植えや茶摘みなどの体験があった。収穫した高菜は、塩漬けにしてからめはりずしを作って食べ、茶葉は、給食や休み時間に飲むための「手もみ茶」にした。子どものころは面倒くさいと感じていたが、作業を通して農業の大変さと大切さを知ることができる貴重な体験だった。
記者になる前にミカン農家で働いていたが、想像以上に大変な仕事だった。夏場にカッパを着て消毒作業、山の中にある畑に除草剤を撒(ま)いたり、草を刈ったり、農業用ハウスの準備や摘果、肥料まきなど作業が多い。収穫した後も選別や箱詰めなどがあり、消費者に届くまでに多くの作業があることを知った。
子どもの頃祖母に「食べ物を残すとバチが当たる」とよく言い聞かせられ、極力残さないように食べていたが、自分が作る側になって作業の大変さを知ってからはより一層残さないことを意識するようになった。
【祐】
