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紀南抄「日進月歩の情報技術」

 和歌山県シルバー人材センターの「初歩からはじめるパソコン講習」が29日、閉講する。3日間にわたりワープロソフトや表計算ソフトを学んだ。生涯現役を目指し、学ぶ姿勢には頭が下がるとともに、見習っていかなければと背筋が伸びる思いだ。
 
 ソフトウェア業界でプログラマーとして働いていたころ、コンピューターが誤作動を起こすことを「bug」(バグ)と呼んでいた。その語源は本物の「bug」(虫)からきていることを知って驚いたものだ。コンピューター草創期のハーバード大学である時、電子計算機のハードウェアがうまく動かず、その原因を調べたところ、マシンの内部に引っかかっていた蛾(が)が原因でプログラムが動かなくなっていたことが判明。以降、コンピューターに潜む原因不明の異常動作を「バグ」と呼ぶようになったという。ちなみに、バグを見つけて修正することを「de−bug」(デバッグ)というが、これは「虫取り」という意味という。
 
 情報技術(IT)は、長足の進歩を遂げている。さらなる進化で、誰もがかんたんにパソコンを操作できる日も近いだろう。
 
【茂】

      紀南紗

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