「兵は国家の大事」というのは「孫子」の言葉である。他国の土地と人を奪えば自国が豊かになるとされていた時代。国を守るのは大変なことだっただろう。
孫子は、戦争のポイントとして、実際の武力衝突をしないこと、戦わずして勝つことが最も大切と指摘している。現在語られる「抑止力」も、同じ流れの考え方だと推察する。
ロシアとウクライナの戦争が続く。無人機(ドローン)が戦況を左右する状況になっている。今後の日本の国防を考えるなら、いかに日本の周辺海域で相手のミサイルやドローンを迎撃できるかということがポイントとなるだろう。
島国ということもあり、日本の継戦能力はそれほど大きくない。輸入が完全に止まれば、それほど時間をおかずして国民の生活が成り立たなくなるのは、太平洋戦争のころと変わっていない。
覇権主義の国が実力行使をすることで国際秩序が揺らいでいる。「戦争をしない」ことを前提に、日本の平和を守ることについて、現在なりの指針が示されることを望む。
(M)
