紀北町の特別職報酬等審議会と、議会改革調査検討委員会を取材していて、両者に意識の相違があると感じている。
審議会は議会報告会などを開催していない点を問題視して改革を求めている。月額報酬30万円の参考意見を出した議会は「審議会は将来の担い手について議論していない」と不満を述べている。
そもそも審議会は、報酬決定における公平性と透明性を確保し、住民の意見を反映するためにある。審議会の委員からは議員のプライドを傷つけかねない厳しく率直な意見もあったのは確かだが、民意の代表である議会の議決が重いように、審議会の答申もまた尊重されるべき。
改革を進めてから報酬を上げるのか、報酬が高くなれば改革は進むのか、卵か鶏かのどちらが先かはさておき、町民に高く評価される議会であることが望ましい。
今回の答申は、報酬額だけでなく、開かれた議会への取り組みを求めていることが重要。今後、議会をどのように変えていくのか、議員自身が主体的に取り組んでいかなければならない。
(R)
