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くまの茶房

植地貞夫展
抽象・具象画の力作18点
詩情豊かに品ある世界観
 
 洋画家の植地貞夫さんの「植地貞夫展」が5月1日(土)まで、新宮市井の沢のくまの茶房で開かれている。6号Sから小色紙サイズまでの抽象・具象画18点がズラリと展示されている。

 植地さんは、那智勝浦町下里生まれで、京都市立美術大学卒業後の1966(昭和41)年に二科展初入選、以降毎年入選。1986(昭和61)年には二科展ローマ賞受賞など数多くの受賞歴がある。2020(令和2)年には二科会を退会、熊野美術協会理事を辞任した。

 今回は、抽象画・具象画ともに融合をテーマに余白を生かした作品が並ぶ。具象画は画面の中に詩情豊かに気品が漂う仕上がりに。マーガレットを描いた「エメラルドな風」など清潔感あふれる作品がズラリ。

 抽象画は、海の中を漂った後、乾かしたロープから一雫の水滴が垂れる様を描いた「つ~ッと一滴」など抽象画と具象画を融合した観る者の心に迫る作品や、諸行無常を表した「有無何(うむか)・1~5」、「さぁ」と気持ちを込めた「ここから・1~5」など摩訶不思議な画が飾られている。

 植地さんは「どういう理由でもかまわない。好き嫌いで選ぶのが鑑賞のポイント。理屈なく、絵の世界に入り込んでください。コロナ禍で大変だけれど、鑑賞していただき気持ちが良くなったり、何だろと考えたり、楽しんでいただければ」と来場を呼びかけている。

TEL.0735-21-1761
新宮市井の沢10-7
営業時間/9時~19時
定休日/月曜日、第1・3・5日曜日
 

      和歌山県

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