• 2026年人事異動
  • 宴会特集
  • 本日の新聞広告
  • 17時更新
    三重 東紀州ニュース
  • 17時更新
    和歌山 紀南地方ニュース
  • イベント情報

不連続線「生き抜くことをあきらめない」

 三重県が発表した南海トラフ地震の被害想定によると、理論上最大規模の地震が、冬の深夜に発生し、早期避難の意識が低い場合、尾鷲市で4割、紀北町で7割が亡くなるという。
 
 南海トラフの地震は周期的に発生し、先人は乗り越えてきたはずだが、人口減少期における発生は有史以来初かもしれない。過疎化で衰退するまちの致命傷になりかねず、一人でも多く助かるまちづくりを進めなければならない。
 
 海辺の集落で防災の取材で、お年寄りが「津波が来たらあきらめる。若い人たちの迷惑になりたくない」と語っていたことを思い返す。迅速な避難が難しい人もいて、慣れ親しんだ家や土地から離れたくない心もよく分かる。メモをとりながら、帰りの車中でも、どう説得すべきか考えたものの、答えは出なかった。
 
 いまだにスマートな答えは持ち合わせていない。ただ、小さいまちだからこそ、ご近所さんや顔見知りがいなくなれば悲しく辛い。誰も彼も、1分でも1秒でもあきらめずに生き抜くことが、地域の未来につながるはずだ。
 
(R)

      不連続線

      最新記事

      太平洋新聞 電子版 お申込み
      ご購読申し込み月は無料
      ※イベント中止および延期となる場合がございますので、詳細は主催者へ直接ご確認頂きますようお願い申し上げます。

      ニュースカレンダー

      速報記事をLINEでお知らせ 友だち追加

      お知らせ