今季一番の冷え込みの中、尾鷲神社の弓射の稽古を取材して帰宅すると、雪が降り出した。白い雪が降り注ぐ夜空を見上げながら、ひたすら所作を確認し、矢を放ち続ける真剣な表情を思い返す。弓射の子どもたちはまだ稽古に励んでいるのだろう。本当に、頭が下がる。
今年のヤーヤ祭りは初日こそ日曜日だが、見せ場の練りと道中踊り、弓射は平日になる。地元住民としてはあまり意識しないが、出身者や観光客にとってはプラスにはならない日程ではある。
ヤーヤ祭りは昨年9月の大阪関西万博でアピールしている。どれだけの人が覚えていて、心が動いたかは分からないが、せっかくのきっかけを棒に振るわけにはいかない。SNSなどで積極的に情報発信するべき。もし今年は来れなかったとしても、情報を見て「来年こそ」と思ってもらえるようにすることが重要。
弓射だけでなく長刀振、道中踊りの練習とまちじゅうに祭りの息吹を感じる。矢来が組まれ、のぼりが立ち、今年も祭りがやってくる。幸せなことだ。
(R)
