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避難タワーは鉄骨組み 旧中京銀行 アスベスト見つかる

 尾鷲市が中井町と矢浜に整備を進めている津波避難タワーについて、鉄骨組みの構造にすることを市が市議会行政常任委員会に報告した。中井町の用地である中京銀行の建物の一部からアスベストが見つかったことから、解体費用が上振れする見通し。完成時期は令和8年度中で変更はない。

 いずれも2層構造で、避難する場所は1層目(下側)が海抜15メートル、2層目(上側)が18メートル。収容人数は中井町のタワーが272人、矢浜のものが292人で従来の計画通り。
 
 令和8年度予算として1億3905万円を計上している。内訳は建設費が1億3052万9000円、監理費が852万1000円。事業費のうち国負担が3分の2の9270万円、県負担が2317万5000円で、市の負担は2317万5000円。防災危機管理課によると、当初予算が可決されれば、4月に公告を行い、5月中に入札。6月議会で契約の議決を得て工事を進め、来年3月に完成させる予定。大和秀成防災危機管理課長は、備蓄倉庫に必要なものを備えると説明した。
 
 壁などがないことに関し「冬季などは非常に寒い、工夫できなかったのか」という質問があり、担当者は「国費の対象外になってしまうということで断念した」と回答した。「凍死など、命に関わる。ブルーシートででも囲むのか」との指摘に、大和課長は「いただいたご意見を踏まえて、備蓄で対応できることを検討する」と回答した。また、普段の出入りについては「近隣住民とすり合わせて、今後検討したい」と述べた。
 
 アスベスト対策については詳細が確定しておらず6月議会で説明するという。建設年代から使用が想定できなかったのかという議員の質問に関し、担当者は「委託業者がチェックしたが、煙突の部分にあって見落としていた」と説明。費用増加については500万円程度になりそうとの見方を示した。
 

      尾鷲市

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