北九州市で公園の広場に展示している旧国鉄の客車が、カフェとして使われることになった。改装のために撤去した座席のクッションなどがネットオークションに出品されていることが分かり、騒ぎになっている。
カフェを計画したのは実行委員会。市と実行委員会は「廃棄処分する」ことで合意。実行委員会がリサイクル業者に廃棄を依頼した。当該リサイクル業者は「廃棄には再利用も含まれると理解していた」と話しているよう。
悪用、転用されると困る品物はともかくとして、この手の「掘り出し物」はそれこそ官公庁オークションなどでの換金を図るのが、リサイクルにもなるし、欲しい人の収集欲も満たせるし、よいのではないか。
ネット社会の進展で以前は届かなかった情報が届けられる、あるいは手に入るようになり従来の価値の見直し、掘り起こしが進む。何に価格がつくか分からない時代。また、話題作りにもつながる可能性がある。行政関係者にはぜひ意識しておいてもらいたい。
(M)