先日、三木里に新聞を置きに行くことがあった。夜8時ごろのこと。車を止めて外に出ると、満天の星空が見え、少し感動した。暗さに目が慣れていない中で、あれだけの星が見られるのはすごいこと。シーカヤックで海に出て星空を眺める取り組みが、都市部から来た人から大きな評価を受けているのもうなずける。
地上の景色を入れて星空を撮影する星景写真というジャンルがある。中川にある会社の付近でも写真に残しておきたくなる夜空が見られる。普段は天体写真に使う道具類を持っていないので実際には撮影しないが、尾鷲の夜空は貴重な資源であることを再認識した。
市制70周年記念事業の取り組みの一つに、プラネタリウム体験がある。詳細は未定のようだがプラネタリウムを見てもらうだけになるのはもったいない。市立天文科学館は令和2年に30周年だった。新型コロナウイルス感染症の影響で記念イベントができなかった分も合わせ、ぜひ、実際の星空と連携した形で記念事業に取り組んでもらいたい。
(M)