尾鷲市は来年市制70周年を迎える。ちょうど熊野古道を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界文化遺産に登録されて20周年でもある。相乗効果を出して全国発信するそれこそ千載一遇のチャンスと言える。一方で、熊野古道20周年は、和歌山県も奈良県もアピールすることになる。埋没してしまわないようなアイデアが必要だ。
尾鷲市は、東海地方では天気予報のポイントとして知られている。宣伝効果を高めるためには、関東以北、中国、四国、九州地方などで知名度を上げる必要がある。
一つの案として「鳥」のつく市サミットを提案したい。調べてみたところ、山形県鶴岡市、埼玉県鴻巣(こうのす)市、鶴ヶ島市千葉県鴨川市、東京都三鷹市、新潟県燕市、三重県鳥羽市、京都府舞鶴市、鳥取市、佐賀県鳥栖市がある。「羽」や「尾」の付く自治体もいくつかあった。
尾鷲市はカナダ、中国に姉妹都市・友好都市があるが、国内にはない。市が力を入れている関係人口づくりにもつながる。ぜひ検討してもらいたい。
(M)