尾鷲市の新野球場の当初整備案で、照明を取り付けないという議会行政常任委員会での説明を聞いて驚いた。全体として整備費が高額になってしまうということで、その経費を除外したということらしいが利用頻度は少なくても合わせて整備すべきものではないか、と考える。
公園は多目的スポーツ広場を含む「スポーツ振興ゾーン」の位置付けと認識している。当然、今以上にスポーツ合宿や大会の誘致などに力を入れることになるだろう。多少よくなったとはいえ、財政状況が引き続き厳しい中、負担に敏感になるのは理解できるが、中途半端な施設になっては「スポーツ振興」にもつながらなくなる。
25日、26日には「くまのベースボールフェスタ練習試合」で尾鷲市に作新学院、東邦、関東一、篠山産業が訪れる。毎年、甲子園に出るレベルの高校が来てくれる。球場の印象が良ければ熊野と同様「センバツ前に」という話にもなる。やり方によっては「元が取れる」施設。前向きな整備になるよう期待したい。
(M)