未来のおわせ向上計画実行委員会の「ご当地ぷち検定」は12日、3回目の試験が行われた。文化庁の補助を受けての取り組みは本年度で終了。この3年間は講座+シンポジウム+試験という流れだった。来年度に関し事務局は「これまでの作成した問題などをかみ砕き、多くの人に試験を受けてもらえるように、ハードルを下げていきたい」と説明している。
全国的に地域を知ることへの関心が高くなってきていると感じるが、関わる人はそれほど多くない。熊野市でも「ご当地検定」に向けた講座が行われたが、参加者は6人と少なめ。せっかくの取り組みなのに残念。
3年間の蓄積は大きなものがある。記録としても重要である一方、内容を生かせることができれば、事業の効果はより大きくなる。例えば、講師の講話を録画したものを、例えば市教育委員会の市民講座やゆうあいクラブの学習会などで流せないか。当日、参加できなかった人にも、興味を持ってもらえる内容のものも多いはず。
取り組み自体が地域資源の充実につながったと感じる。市民はもちろん、観光に来たいと思う人に向けても、地域への興味につなげる利活用を考えてほしい。
(M)