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不連続線「明るい手袋、マフラーを」

 会社から最短で国道42号に出るルートは尾鷲中学校の通学路になっている。日暮れの早いこの時期、車を運転していて、やや遅い時間に帰宅する生徒を見かけひやっとすることがある。
 
 尾鷲中も尾鷲高校も、冬服は基本的に黒かそれに近い濃い色をしている。対向車のヘッドライトなどに視線が行ってしまうと、近づく生徒の姿が消え、突然出てくるように感じられる。矢浜街道は中学生、市役所から総合病院脇を通って古戸へ抜ける道は高校生の通り道だが、基本的には歩道がない。路側帯はあっても狭い。
 
 学校の「ブラック校則」が話題になっている。戦後すぐの価値観のままの決まりが残っているのではないかという話も見聞きする。以前も書いたが、マフラーや手袋など白や黄色、オレンジ、赤などの色は認められない学校があるという。ファッションを競い合ってお金がかかるという理屈らしいが、手袋やマフラーなら1000円程度のものがあふれている。
 
 交通事故防止に、警察はウオーキングする人に明るい服装と反射材の着用を呼び掛けている。事故防止のためにも手袋やマフラーなどは「明るい色のもの」を推奨してはどうか。
 
(M)

      不連続線

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