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不連続線「広域化への布石」

 紀北町議会の12月定例会の一般質問で、広域ごみ処理施設とデジタル田園都市国家構想が議題に取り上げられた。ごみ処理は南、デジタルは北と、どちらも執行部が近隣自治体と連携を進めている取り組みについてただしたもので、今後の広域連携の在り方について考えさせられた。
 
 広域ごみ処理施設建設計画の東紀州5市町という枠組みは尾鷲市にとって自然に受け止められるが、紀北町、とりわけ紀伊長島の住民にとってはどうか。南よりも北、度会郡や多気郡の方が親和性があるのかも。
 
 多気郡3町と大紀町、度会町とのデジタル化連携は何ができるかを探っている段階ではあるが、多気郡の経済圏との連携を模索できることはメリットの一つ。観光面では、都市部からの距離が近くなり、海に面しているのは紀北町と大紀町の錦のみで、海の魅力をよりアピールしやすい。VISONからの誘客も交通の便を考えれば長島の方が利点が多い。
 
 今後も過疎化が進む上で、自治体の枠を超えた広域化は避けられない課題だが、紀北町の利益となる在り方を選ぶことが重要。今のうちにさまざまな可能性を探って議論を深めておくべきだ。
 
(R)

      不連続線

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